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編みものがたり 展示1
ワインカラーのベスト
このベストは市松模様入りのマフラーと同じで、高校時代に編んだ赤いベストをほどいた毛糸で編み始めました。
途中で糸が足りなくなり、お店で取り寄せてもらったりもしましたが、大部分は編み直しなので裏を返すとじつにたくさんの糸の結び目があります。大学生時代にゆっくりと時間をかけて作ったものです。
その後30年ちかいあいだ秋冬はずっと愛用しています。胸にポケットをつけてみたり、染め直してみたり……。少しずつ変化させていけるのが自分で作る楽しさのひとつ。完成形はないとも言えます。
市松模様入りのマフラー
このマフラー、もとは赤に白の市松模様でした。まだ2歳だったわが家の上の娘のために編んだもの。
なんと、私が高校2年(17歳・1972年)のときに編んだ半袖ベスト(その当時流行していた“重ね着ルック”をねらったもの)をほどいた毛糸で編み直しました。
結局のところ「チクチクするから毛糸のマフラーはイヤだ」と娘が言うのでひと冬ぐらいしか使いませんでした。
数年前、濃紺のダイロンで染めてみたら、もともと赤だった糸は和風の紫色になり、白だった糸は青くなり、おもしろい色の組み合わせになりました。
さいわい私の姉が気に入ってくれて、今も現役で活躍中です。
黒のVネックベスト
このベスト、3歳年上の私の二番目の兄が小学生時代に着ていたベストをほどいた毛糸でできています。もとは黄緑色系の混じり糸で母が機械編みしたものでした。
岩手の実家からもらい受けてきましたが、Vネックの縁編みがほつれていたので、思い切ってほどいて手編みで作り直しました。
軽くて暖かいのですが、やはり色が古い感覚なので、黒に染め直してみたら緑がかった黒になりました。
Vネックが深く切れ込み過ぎで、丈は短く、バランスが悪いと娘が笑いますが、私は平気で着ています。
なんといっても1960年代の毛糸なんですから、自慢したいくらいです。
セーターをリメイクしたマフラー
気に入ってしょっちゅう着ていたベージュのセーター、何度も洗濯をしたので気がつくと少しずつフェルト化していました。
そこでリメイク。わざとさらにフェルト化させるため熱めのお湯と石けんでゴシゴシ洗い、脱水そして乾燥。ふだんのセーター類の手入れとは正反対のことをしてダメージを与えます。
ハサミで切ってもほつれないくらいに縮めばOK。あとはフェルトを扱うように作業します。
セーターの前後身ごろから2枚ずつ、両袖から1枚ずつ、合計6枚の長方形のピースをそれぞれ白の中細毛糸で縁編みしたあと、はぎ合わせました。
私がいま一番気に入っているマフラーです。
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