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編みものがたり 展示3
緑のピンクッション
中学1年生(13歳、1968年)の冬、学校の家庭科の授業で使う針箱に入れるためにマフラーの残り毛糸で作りました。なにげなく編んだもので、こんなにも長い間愛用するとは思ってもいませんでした。
授業中、先生が手に取ってじっくりとごらんになったあと「裏側にお花をつけてますね」とおっしゃるのでびっくりしたことを覚えています。よく見るとたしかにそのとおりでしたが、そのままにしておきました。私の手作りの原点かもしれません。
携帯お針箱
あるとき紙の空き箱に布を貼っておしゃれにリメイクするという工作に何点かとりくみました。
これは手帳が入っていた箱。貼ったのは、上の娘が私のお腹にいた頃のマタニティ用ワンピースの布です。
作ってみたらふたが開けにくいので困ってしまい、何か手がかりになるものをとレースのリボンを接着剤でつけてみたら、いい具合になりました。
会社の休憩時間に縫い物や編み物をしたいとき、ポンとバックに入れて出かけます。よく作るのはコースターとかコサージュとか小さなものばかりなので、これで十分なのです。
この針箱に入れている白鳥の針さしは上の娘が小学校低学年の頃、縫ってくれたもの。細かい部分は遠慮なく木工用のボンドを使っている点が頭の固い私には新鮮に感じられました。
下の娘のピンクッションと編みぐるみ
わが家の下の娘(現在高校1年生・16歳)が小学校3年の冬、「かぎ針編みを覚えたい」と言うので、私は喜んで教えました。
このピンクッションは娘が一番初めに練習した小さな試し編み2枚を生かして私が仕立てたものです。デコボコの編み目がかわいらしい感じです。
娘は編み目記号も、増し目・減らし目の仕方もあっという間に覚えてしまい、編みぐるみも本を見ながらたくさん作りました。
ひと冬のあいだどんどん編みつづけたあと、急に熱が冷めたように編み針を持たなくなり、その後はまったく編みものをしていません。
「たくさん作ったからもういいの」というのが本人の弁。せっかく覚えたのにもったいない……と思うのはおとなの発想で、本人がもう気が済んだのならそれでいいのです。
「三つ編み屋さん」ごっこ
下の娘が小学校2年の頃、私が編みものをしているかたわらで自由に毛糸を選んで三つ編みひもをたくさん編んでくれました。
私の好きな色合いのものは1本10円とか20円で買い取ったりもしました。まだ月ぎめでお小遣いを渡したりしていない頃のことです。
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