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編みものがたり 展示4

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娘たちの手袋 娘たちの手袋

 わが家の娘たちの保育園時代、自転車に乗せての冬の送り迎えは手が冷たくなるので手袋を編んでやりました。
 お店に行けばかわいいデザインのものがたくさんありますが、手持ちの毛糸がありましたし、子供用のミトンなら数時間でできるので毎年のように新しく手編みしたものです。
 「どの色がいい?」と娘たちに選んでもらったり、編んでいる途中で手のサイズに合わせて編み目の数を加減したり、まさに世界にひとつ(ふたつ?)だけの手作りでした。
和紙を貼ったお菓子入れ


 真夏のある日、私はベランダで育てている鉢植えのビワの葉を使って、和紙を染めてみようと思い、ちょっと値段が高い障子紙を用意しました。
 ビワの葉をざくざく切って水から煮出すとなんとも言えないきれいな夕焼けのような色になっていきます。そこへ紙を浸して引き上げると……なんと障子紙がどろどろに溶けてしまいました! やり方が間違っていたのですね。どろどろになった障子紙は捨てるにしのびなく、とりあえず何か役に立つ形になればと願いながら、ザルに入れ、数日べランダで乾燥させました。すっかり乾くと軽い紙製の小物入れができました。でも色がさえません……。
 次の日仕事から帰ると、それは鮮やかな和紙をちぎって貼った楽しい小物入れに変身していました。当時小学1年生だった下の娘と夫の仕業(?)でした。
 それ以来10年ちかくお菓子入れとしてわが家のお茶の時間に活躍してくれています。これも「逆転ホームラン」の手作りです。
和紙を貼ったお菓子入れ
湯たんぽカバー 湯たんぽカバー 湯たんぽカバー

 下の娘の小学生の頃のTシャツをリメイクしました。これだけでは布地が薄くてヤケドしそうですので、いただきもののタオルでさらに上に重ねるカバーを作りました。これで万全。
 ところでこの湯たんぽは、娘たちのいとこのMちゃんが生まれるとき、お母さんが育児用品として買いそろえたものだそうですが、まったく使わなかったとのことで譲っていただきました。
 じつは風邪ぎみのときの私の愛用品。わが家にやってきてからもう20年になります。

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